#3 歩み寄りってなんだよ。〜前編〜
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朝です。
ウエダです。
「演出の勉強した方がいいと思うよ。笑」
と言われました。
正直いっぺんしばいたろかなと思いましたが、私のことを思って言ってくれてるのだと信用できる人なので、許しました。
人の怒りは6秒我慢すればピークを過ぎるといいます。なるほど確かに6時間ほど置いたところ、気持ちも落ち着きました。
思えば、演劇を始めた頃からずっとです。
考えること(演出)に書くこと(脚本)が追いつかない。→前より良いものが書けるようになってきたと実感する。→書いた台本に演出が追いつかなくなってくる。→自分のやりたい演出を伝える術を得る。→書く力が追いつかなくなってくる。以下、繰り返し…
そうやって少しずつ登ってきた。
そしたらまた、自分のつくりたい芝居を具現化する能力が追いつかなくなってきた。ただそれだけのことです。
となれば、やることはひとつ。
頭を使うしかないわけです。
インプットし、想像し、最適解が見つかるまでアプローチを繰り返す。トライアンドエラーを。
どうすれば役者に伝わるのか。
役者を通してお客に伝えられるのか。
作家(小劇場演劇では多くの場合演出も兼ねるので、付随して扱います)と役者たちが歩み寄ること。
じゃあ歩み寄りとは何か。
役者とどう接すればいいの?
与えるべきは課題?それとも答え?
矜持を持つことって傲慢なの?
謙虚さって迎合すること?
そんなことについて考えていきます。
→→つづく→→
バイ。
「割と暮らしの中にあるディストピア」